岡寺の空海伝説

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岡寺に残る空海伝説

西国三十三所観音霊場第七番札所である岡寺には空海伝説が残されています。

まず「日本最大・最古」の塑像とされる奈良時代造像の本尊「如意輪観音坐像」には「空海が日本・中国・インド三国の土を使って造られた像」という伝承があります。

本尊含め観音霊場についてはこちらの記事に書いています

今回は本尊以外の岡寺における「空海推しスポット」について書きたいと思います。

空海が湧出させた霊水

岡寺奥の院にある空海湧出の井戸水
奥の院参道にある「瑠璃井」

岡寺には奥の院がありますが、その参道を行くと空海が湧出させたと伝わる霊水があります。「瑠璃井」と名付けられています。

お寺の冊子に『大和名所図会』五巻に空海湧出の伝承が載っているとあったので国会図書館のデジタルアーカイブで確認しました。「東光山龍蓋寺 一名、岡寺」という大見出しから始まる本文の後半奥院」について説明するくだりに記載がありました。書き下すと以下の通りです。

奥の院の霊水は弘法大師龍神を祈り給ひしかば忽清泉洋々として溢満せり。諸人これを呑ば厄疾をのがるとぞ(※句点はブログ運営者による)

出た…!空海十八番の霊水の湧出…!!

岡寺は本尊の如意輪観音を空海が造像したという伝承もあり、槇尾山寺で出家得度した空海が足を運んでいてもおかしくはない場所です。空海伝説が誕生するのも自然なことといえます。『大和名所図会』は1791年、江戸時代の成立ですが、江戸時代以前から存在する伝承だったと考えられます。

なお「飲むと病気や災難から逃れる」とありますが、現在は井戸の水を飲むことはできないそうです。

岡寺瑠璃井の奥に安置される弘法大師坐像

瑠璃井の奥には苔むした「弘法大師坐像」が安置されていました。

岡寺瑠璃井側にある修行大師像

こちらも瑠璃井の側にある「修行大師像」です。数々の修行大師像を見てきましたが、修行中の姿にしては年齢が高そうな空海像です。なかなか珍しいかもしれません。

大師堂

岡寺境内には「大師堂」があります。昭和初期に建立されたということで全体的に新しいお堂です。

岡寺大師堂
お堂の中には弘法大師像が祀られています
岡寺大師堂の前に立つ修行大師像
修行大師像

奥の院の修行大師像とは異なり若い姿の像です。

岡寺大師堂前の四国八十八か所霊場お砂踏み

修行大師像の前には四国八十八ヶ所のお砂が納められている石板があります。

岡寺大師堂前にある四国八十八ヶ所お砂踏みの石板

八十八ヶ所すべてではなく一つにまとめられている形です。

岡寺大師堂前の稚児大師像
稚児大師像

修行大師像とともにお堂の前には稚児大師像も祀られています。

岡寺大師堂前の稚児大師像の背面

またしてもミーハーで申し訳ないのですが…稚児大師の背中が可愛い…。

側面

「お手をふれてご祈念下さい」とあったので遠慮なく触れさせてもらいました。石像なんだけどぷっくりしてて本当に可愛い…。超人空海の思わぬ可愛いお姿に悶絶です(笑)。

まとめ:充実の空海推しスポット

岡寺に残る空海伝説(推しスポット)について書きました。

本尊から霊水まで、空海の十八番ともいえる伝説が息づいているお寺でした。

本尊を拝み、奥の院参道で瑠璃井に立ち寄り、最後は大師堂で空海への祈りをささげる。大変すばらしい空海推しスポットだと思います。色々ミーハーですみませんが、各地に残る空海の足跡が旅をする原動力にもなっています。空海の存在には心から尊敬し感謝しています。

以上で終わります。

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