空海出家得度の地【槇尾山寺】

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槇尾山寺で出家得度

弘法大師空海が入唐直前に東大寺で正式な戒を受けたのは804年のこととされていますが、その10年以上前に槇尾山寺、現在の施福寺で出家得度したと言われています(諸説あり)。

槇尾山寺での受戒は国が定めるものではないため、空海はこの時点では「私度僧」(私的に得度した僧)でした。しかし在家ではなく「出家」したという事実は、空海にとって大きな転換点であったと思われます。一説には793年、空海20歳のときであるとされています。

この槇尾山寺は現在の施福寺であり、西国三十三所観音霊場の第四番札所となっています。施福寺までは山道を登る必要がありますが、参道沿いには空海出家得度の地にふさわしい史跡が残されています。

第四番札所についての記事

空海推しスポット

満願滝

施福寺山門よりも手前、山道が始まる地点あたりに「満願滝」という空海が滝行を行ったと考えられる場所があります。

境内には弁財天や稲荷大明神を祀るお堂があります。

満願滝弁財天鳥居
「弘法大師行満願乃滝」と書かれています
満願滝弁財天境内案内図
満願滝弁財天本堂
弁財天本堂
満願滝稲荷大明神
稲荷大明神
満願滝役行者を祀る祠
役行者を祀る祠

満願滝の側に空海を祀る祠があります

満願滝と空海を祀る祠
満願滝空海を祀る祠の中の空海像
満願滝
満願滝

「行」とあることから空海がここで滝行をした可能性があります。出家得度ののち空海が留学僧として表舞台に現れるのは約10年後です。その間槇尾山を始めとする山々で様々な修行を行っていたと考えられます。

弘法大師御剃髪所跡

山道を施福寺に向かって進むと「弘法大師御剃髪所跡」と書かれたお堂があります。

弘法大師御剃髪所跡
弘法大師御剃髪所跡

空海が自作したと伝わる「愛染明王」が祀られています。この愛染堂は「西国愛染明王霊場」の第十五番札所になっています。お堂の中には入れず愛染明王の姿はよくわかりませんでした。

弘法大師御剃髪所跡の修行大師像
お堂の前に立つ修行大師像

弘法大師御髪堂

施福寺本堂まであと少しの地点に、「弘法大師御髪堂」とされるお堂があります。その名の通り、剃髪した髪の毛を納めているお堂です。

弘法大師御髪堂
弘法大師御髪堂
髪堂

すごい…真魚(空海の俗名)様の髪の毛がここに…!!!

こんなミーハーな気持ちで参拝する場所じゃないのかもしれませんが、空海推しとしてはやはり興奮してしまいました。剃髪しここへ髪の毛を納める。事実はどうであったのかわかりませんが、たとえ伝説であったとしても空海の足跡を追体験できたことを嬉しく思います。

まとめ

槇尾山に残る空海伝説について書きました。

約10年にわたる空海の山岳修行はどのようなものだったのか、後世に残る超人的な事跡のもとになるような能力をこの期間に身につけたことは間違いないと思います。

将来を約束された官僚の身分を潔く捨て仏教への道を選んだ若き日の空海。その情熱と野心が感じられるようで空海推しにはたまらない場所だと思います。

以上で終わります。

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